- 2018年10月05日
- ロフトブログ
ここ最近、あらゆるところで自然災害が起こっていて、多くの方々が被害に遭われています。ニュースなどを見るたびに悲痛な思いになります。
今度の台風24号でも、私は29日に福岡に行っており宮崎にはいなかったのですが、どこかで最近の台風は宮崎をそれることが多いので、大丈夫だろうと思っていたところがあり、あまり深く考えていなかったのも事実です。用事が終わり、30日の昼過ぎに福岡を出たのですが、その時は福岡では風が少し強いくらいで、大したことはありませんでした。高速に乗ってすぐに八代から先は通行止めになっていることに気づき、とりあえずそこまで行き、あとは下道を走り、えびの辺りから高速に乗ろうと思い走りました。途中のパーキングエリアで大型トラックがたくさん止まっており、解除されるのを待っているのだと思いながら先に進みました。八代を降りて、下道を走っていると球磨川の水かさがかなり上がっており、川沿いの道も枝などが散乱していました。加久藤峠にかかると途中で木が道路をふさいでしばらく立ち往生したり、なんとかえびののインターに行ってみるとやはり通行止め。小林のインターに行っても通行止め。おまけに小林~宮崎間が国道も通行止めになっており、警察署に相談に行くと、最近は道路情報は道路情報管理センターの情報を自分たちも聞いているだけなので、詳しくは分からないと言われ、しかたがないので都城に走らせていると都城~宮崎間も通行止めと聞き、非常に困りました。その間に私の空手の弟子でもあり友人でもある者の家が高岡で水に浸かってしまっているなどの情報が寄せられ、早く宮崎に帰りたい気持ちと帰るルートが無いもどかしさで、もんもんとしていました。その時、空手の子どものお父さんがトラックの会社をやっておられるのを思い出し、聞いてみると269は通れると教えて頂き、そのルートにかけてみました。途中少し荒れている道はありましたが、何とか帰り着くことが出来ました。さすがプロのドライバーの方の情報はすごいと感心しました。
しかし、帰ってきて私の周りで被害に遭った方々から次々と報告が入り、気持ちを切り替えて、出来るだけ早く対処をさせていただこうとスタッフにも全員連絡を取り、段取りしました。
今回のことで思うのは、宮崎は特に物流が止まりやすい環境にあるということ、山に囲まれている関係もあり近隣の都市への道が寸断されやすい、場所によっては水に浸かる地域も多い、そして何より災害の規模が大きくなっていて、過去の例はあまり参考にならないとの思いが強くなりました。過去最高とか、史上初などの言葉が非常に多く使われており、自分の身の回りをもう一度考えてみて、できる限りの可能性を考えそれに備えること、万が一の時の連絡、協力体制を整えることもこれからの時代は必要だと痛感しました。