- 2016年02月26日
- ロフトブログ
今回は、犬(カム)猫(チー)についての住人になるいきさつから現在に至るまでのお話をさせて頂きます。
年長なのは犬(カム)で10年になります。お客さんの所で毎年子犬が生まれて困っていると聞き、見に行きましたところ、6匹いました。あまり環境が良くなかったのか、次に見に行った時には3匹になっていて、次の時にはもういないかもしれないと言われ、私と一緒に行っていた部下と1匹ずつもらって帰ることになりました。
最初は子犬なので子どもたちも面倒をみていましたが、そのうちに私が一人で世話をするようになっていました。
カムの特徴その1 非常にビビり犬です。散歩の途中、何回も猫に追いかけられてウンコをしながら逃げます。
その2 よく吠えます。基本、臆病なので知らない人が来ると吠えます。よく言えば番犬にはなるかも、です。
その3 せっかく家をつくってやったのに、一度も入らずに外で寝ます。
その4 ドラマがあります。
そのドラマとは、6年程前に家を引っ越して、新しいところに移ったばかりの時に、縄がはずれて逃げました。前の家の時には逃げても少し経つと家の周りをうろうろしていたので、すぐに見つけることができたのですが、その時は2日経っても3日経っても帰ってきませんでした。移ったばかりなので、道が分からなくなったのかとあちこち探したのですが、見つかりませんでした。一応、保健所などにも連絡をしておいたのですが、約1か月位経って保健所から連絡があり、それらしい犬を新富町の方が預かっていると連絡があったとのことでした。早速、そのお宅に伺ってみると、カムでした。話を聞いてみると10号線で車にはねられて道路脇に倒れているのを、そこの息子さんが出勤の時にみつけて、死にかけていたので獣医さんに連れて行ってくれて手術をしてもらい、その後も面倒をみてくれていて、だいぶ回復したので飼い主が探しているのでは?と思い、保健所に連絡をしたとのことでした。
もちろん、カムが無事に見つかったのもうれしかったのですが、何よりその息子さん大変感心させられました。道路で倒れていてピクリとも動かなかったようですので、普通でしたら皆、見ないふりをして通り過ぎるのがほとんどだと思うのですが、わざわざ車を止めて、さらに病院にまで連れて行ってくれて、手術までしていただいたことに、ビックリすると同時に本当にその人のやさしさに感動しました。
まだ22~23歳の若い男の人でしたが、手術費用も10万円位かかったのを出していただいて(もちろん後日お返ししました)連れて帰って看病までしてもらったうえに、もし飼い主が分からなかったら自分の家で飼おうと思っていたとまで言ってくださいました。
この時代にこんな若者がいるんだと、心から感謝をし本当に素晴らしいと思いました。
この犬(カム)が今、生きているのはこの方のおかげです。この話をいつか皆さんにしたいと思っていました。
ただ、それだけ大変な目にあったのに、この犬(カム)はいまでも私と散歩しているときに、道路に飛び出そうとする時があります。飼い主に似て、学習能力の低い犬だとつくづく思います。
次回は猫(チー)について話をさせて頂きたいと思います。